二人の少年

二人の少年
(詞曲編:murasaky)

濡れたテニスコートに雲間の日が差す
フェンスに絡まる木の葉は目を遣ると落ちていた
君の言葉通りに行くもんかと張る
意地だけはエベレスト級 頂上に一人

Why do we do it? Is there anybody?
Don't know who I am. 君の手を振りほどいて
How can we do it? There's no one to listen to me at all.

走り出す 僕ら青春という名のオフロードをかっ飛ばして
その背中にたくさんの現在(まよい)と未来(きぼう)と過去(きのう)背負って

君の言うこともさ一理あるけれど
僕の言うことも少しは信じてほしいな
吐息で曇る窓ガラスに映る自分
"バカ"と書いたら余計にバカらしくなってた

Why do we do it? Is there anybody?
Don't know who I am. 心の奥 叫んでる何かを
Do it! There's no one to interrupt me at all.

どこまで続くかなんて知らないけれど知りたくもない
いつの日か僕ら出会ってよかったんだと思えるならさ

雨上がり 少し強い風の中で
向き合って沈黙の後 時は動き出す

僕は右、君は左の手を 同時に差し伸べたとき
可笑しくて少しにやけた 二人の少年は空の下