【GUMI】Flower Crown / Kotori【オリジナル】

off vocal
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耳を塞いでも上手に飛び越えて 心の奥底へ響く
幸せを音色にして奏でるようなその声で
いつも たくさんをくれるのに

狙い澄ましては間違いを選ぶから 渡せないまま抱えた花
どれだけ時間を掛けても 返していこうと決めたのに
あなたの好きな色も知らない

貰ってばかりのこの両手に 差し出せるものは少しだけ
ささやかな彩りも編み上げていけるなら いつの日にか環を描くか

遥か遠く未来まで 芽吹く思いが途切れぬようにと
交わした言葉を雨に 優しさを光に 育ててゆこう
最後の結び目まで辻褄が合うように

ひとり目を閉ざして思い起こせば 暗がりへと滲む花明かり
悲しみを絵の具にして描き出すようなその色で
涙も等しく映るよ

思い出が花を咲かせる頃 枯れ果てる寂しさが根を張る
吹きさらす春の嵐に 散らされてしまう前に いくつの夜を渡れるか

ふたり照らす陽だまりに ありふれた魔法 解けぬようにと
無数の記憶の中で揺れる花を摘んで
悲しみさえも 忘れないように結わえて 途切れない環を描こう

絵空事のような未来と引き換えに選んだ今
分かっているんだ 理想よりも綺麗に咲き誇る未来なんて無い事
それでも私は いくつも夜を渡ってきたんだ

涙 誘う悲しみに 溢る思い出が辻褄を合わす時
無数の記憶の中で枯れ果てる寂しさの 生まれた理由を知る
最初の結び目まで迷わず辿れるように
その理由ごと結わえて あなたの元へ 返すよ