切り裂かれた記憶
切り取られた箱庭の中で眠る「生贄の羊」と呼ばれてる人形
失くした永久の絆 躰は碑に縛られて
差し伸べてくれる手をただずっと夢見てる

窓の外では同じ顔の子供達が
真っ白な翼広げ歓びをを謳っているのに
「灰色の背の翼持って生まれて来ただけ」
眸を開いて呟いた

きっと僕は。。。の子で 幸せから見離されて
悲しみだけ与えられて忘れられてゆく
祈る声も闇に溶けて消え逝くのに叫び続けるのか
涙枯れ果てるその日まで

遥かな時は過ぎて 死の荒野を彷徨って
命在るものすべて憎む心だけ育み
仇なす軍勢(レギオン)の一員に招かれて
傷ついて 傷つける 生き方を繰り返す

燃え盛る焔が楽園を飲み込んでいく
灰になる 城砦も 箱庭の牢獄もすべて
楽になる 魘された思い出すべて消え去り
微笑えると思ってた

緋色に染まる瓦礫の中 小さな天使が泣いてた
翼は焼け 煤に汚れ 灰色に染まり
置き去りにされて 救いも無く 飛べないまま泣いてた
無力だね ああまるで 或の頃の僕の様だ

繰り返す悲しみを望んでたわけじゃない
救うこと 祈るほど 僕に価値はない
だけどどうか ねえ神様 せめて此の子だけは助けてあげて



僕は 火に 焼かれて いいから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

「贖罪の羊」 歌詞

もうずっと長い間、焼かれる日を待っていたのかも知れない。
自分の罪に怯えながら。
いつか赦される日を心の何処かで激しく求めて。

楽園に放った火が僕を焼く。
楽園を焼く筈だった焔が僕を焼く。

閲覧数:159

投稿日:2013/04/09 03:08:42

文字数:526文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました