戸を叩く音と共に君は言った
「エデンから帰った」
そこは世界最小の範囲
風に口唇重ねて歌うは殺意
それで行進するのは兵隊
首よ首よと追いかけて、ね
彼方は地獄で此方は浄土
紫雲英咲く支配領域と変わらぬ笑顔の街
ああああちがうの
途切れぬ鳥居の中に曼珠沙羅抱いた女がわらう
響いた皮膚が裂けて
腐乱の背後で嗤うのさ!
ヘルプミート!!間違えた!
幕を追いかけてよ!そんでもってお仕舞いさ!
無理矢理に与えたエデンなんぞに縋る気も無いさ
そんな噺は聞きたくないかい?
薄汚い醜女の昔噺だよ
ああああそんな顔をしないでおくれ
食べて死舞いたくなるじゃないか
さぁ噺を聞きたくはないかい?
エデンに縋った馬鹿な女郎の噺さ
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