月のない夜に出会えたら 満天の星空君に囁く
願い事知らぬまま 祈り続けた
沈黙奏よ 真夜想曲(Media nocturne)
手回しの星時計(Star dial) 覗き捉えて
星時計(nocturnal)指し示す光
離れた時の重さが 今を伝え響かせる
暗い目の君が 不意に光り出す時は
憧れや好きな物 語り出す刹那のこと
違う人の背中を 見て同じ夢を語る
強さ明るさ全て 競える空の星が良い
空に翳す星時計(nocturnal) 囚われたPoleStar
眠り忘れた夜空 縫い付けられたStella
感じてた見えない糸の 名前もまだ知らないままに
月のない夜に出会えたら 満天の星、君へ歌う
星時計(nocturnal)一人きりでは 何も出来ない時計でも
星時計(Star dial)貴方に触れて示す確かな時刻む
空に翳した星時計 君へ歌えMedia nocturne
月のない夜に出会えたら 満天の星は君へと微笑む
真夜中に鳴り響く 鐘の音遠く
静寂を歌え 真夜想曲(Media nocturne)
二人繋ぐ糸に 色は要らない
心知らずに星に願いを
時を動かす文字盤 星を結ぶ貴方の手で
暗い君の街に あの日、月が現れて
開かれてゆく瞳 星の声は届かない
運命と言う言葉で 括られて煌びやかに
私は雨に震え 吐いた嘘に脅えてる
隠してた重い言葉 暴かれた時計の姿
なぞりゆくように重ねた 白い嘘の羽で飛ぶ
歯止めなんて利かない心 今の私人間みたい
月のない夜に出会えたら 満天の星は微笑む
誰にも捕まえられない 例えるなら君はあの空
囚われた小さなStella 眠り忘れた星時計
空に翳した星時計 貴方へ歌うMedia nocturne
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【時間泥棒9】真夜想曲~Media nocturne~
時間を盗んだ少年と、時計と少女の物語題9弾。時計ソングなので12曲で完結予定。星時計ソング。
月夜に星は敵わない。それでも身を燃やし続けるのは、そこに空があるから。
父が負けた相手の子供。それを負かせば認めて貰える。
女でありながら時計工を目指した少女、一方的に少年をライバル視。対等以上に同じ立場で、同じ視線でぶつかりたい。それを歪められるのは許せない。
少女が全て失ってから気付いた心。心を歌う鳩時計。かつて隠された思いだけを繰り返し…そうして新たな嘘を吐く。
星時計である女司祭の正体は、時間泥棒の幼なじみの女の子。それから、殺される前の鳩時計。思い人の思い人、歌姫の存在を恐れる余り、わざと彼女のことを思い出さないようにするのは、そうなった時自分が選ばれないことを知っているから。
月は確かに綺麗だけど、誰かの力で光るのではなく自分を燃やして輝く星も美しいと思うのです。
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