
友達を裏切る小さな嘘をついちゃった
素直になれずに優しいあの子を傷つけた
上手く踊れずにみんなからバカにされた
理由もなく誰かに石を投げられた
何をしてもダメで
頑張るのもやめて
何がわからないかも
わからないままで
息をしてるだけで
今日も夜は明けて
目指すべき星もない
惰性の光でも
それでも生きてていいんだよ
それでも生きてていいんだよ
転んで汚れて惨めに這いつくばっても
誰でも生きてていいんだよ
死ぬまで生きてていいんだよ
泥だらけの手で握りしめた
自分のための命を
電車で寝たふりをして席を譲らなかった
路地裏の小さな命に手を差し伸べなかった
感謝の気持ちを言葉で伝えなかった
目が覚めて眠るまで何もしなかった
明日に抱く期待
春に揺らぐ誓い
掴んで消える未来
冬に芽吹く時代
瞬きの隙間で
移りゆく世界に
何も残せないまま
また朝日は沈む
それでも生きてていいんだよ
それでも生きてていいんだよ
理想の自分じゃなくても理想がなくても
誰でもいいわけじゃないんだよ
ほかでもない君だからだよ
暗闇にほのかに灯された
誰かのための命を
誰からも愛されていないことを知った
自分が特別な存在じゃないと気づいた
生きていることに意味などないと悟った
......死にたくなった
それでも生きてていいんだよ
それでも生きてていいんだよ
それでも生きてほしいんだよ
それでも生きてほしいんだよ
とにかく生きてほしいんだよ
死んでも生きてほしいんだよ
消えそうな光に届くまで
何度も歌い続ける
それでも生きてていいんだよ
それでも生きてていいんだよ
誰も独りじゃないんだよ
僕に気づいてほしいんだよ
一緒に笑いたいんだよ
一緒に泣いてほしいんだよ
胸の奥で温め続けた
そのささやかな命を
ただそこにある命を
生きててくれてありがとう
00:00 / 04:40
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想