青空から僅かな一縷のそれを見た
ぼくらはまだ屋根に腰掛けて見惚れてる
口につけたチョコみたいに
いつの間にか溶けてた
僕の腕はふたつだけで
君は手を伸ばし誘う
消えたいまま迎えた朝は
愚かさや弱さを包み込んでた
消えないまま残した傷がいつか
あなたが掴んだ命を弔う
手を引く君から
一縷のそれが光る
変わらず今日も
「部屋の隅が 落ち着くらしい」
その閉じた心が聞きつける
静かな城 主は独りで
時を数えて遊ぼうよ
消えたいまま迎えた朝は
愚かさや弱さを包み込んでた
消えないまま残した傷がいつか
あなたが望んだ場所へと運ぶ
眩しすぎたその日の朝は
青空が落としたそれを眺めた
ただ僕らは生きては 生かされては
一縷の何かを求めて彷徨う
手を引く君から
一縷のそれが光る
変わらず明日も
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