傷付かない 傷しかない
両極端に 凍る冬
あの面影 その残像は
初めて憶えた 物語

春夏秋冬 光の速さで
記憶は薄れてゆくけれど
日進月歩 募っては溢れる
これからのすべてに

だからせめて 枯らさないでよ
凍て付く季節 咲いた花を
水をあげよう 陽射しを受けて
忘れていた その名前を

傷付かない 傷しかない
氷にも似て もう一度
冷たい呼気 白さを増す
狂い咲き指先 離れて消えた

春夏秋冬 生きているから
心は薄れていくけれど
日進月歩 記憶の片隅
これからのすべてへ

だからせめて 忘れないでよ
傷跡に咲いた 小さな花
水をあげよう 陽だまりの中
枯らさないように その名前を

凍てた心に 刺さる熱で
傷跡から 零れたもの
凍てた心を 愛せるように
傷跡の花を 愛せるように

だからせめて 憶えていてよ
凍て付く季節 咲いた花を
忘れ物に 名前をつけた
君が残した その花に

だからせめて 隠さないでよ
凍てつく心も その傷跡も
水をあげよう 陽だまりの中
いつか笑顔で その名前を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

傷跡の花

傷付かない君と、傷しかない君。
「冬だから」、ぬくもりを求めたって構わない。










前のバージョンで流れ。

閲覧数:58

投稿日:2009/11/27 22:12:02

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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