何故だろう 胸が痛くなるの
とても大切にしていたものを
どこかに置き忘れてきたみたい

あの蒼くて吸い込まれそうな空に
手を大きく振っても
風は太陽へわたしを
乗せてはくれなかったあの日

白い紙に引かれた黒の線
何度も消され書かれて
へこんだ跡だらけ
「さよなら」ってたった四文字が
きみがくれたすべて



何故だろう 胸が苦しくなる
とても大好きな誰かのことを
遠くへ突き放した気がするの

あの輝く丸い遠い満月に
手をただ差し伸べても
星は暗闇へわたしを
連れてはいかなかったあの日

絡め指差した手のぬくもりが
今も残っているまま
背中越しの夢が
「ありがと」ってわたしから離れ
きみの記憶消すの



あの日あの時きみと見た夢たちが
塵ひとつ残さずに
空にただ還していくの
どこへも連れ出さないままで

何故だろう 胸が痛くなる
とてもあいしてる誰かのことを
忘れたような気がしてならないの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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追憶の彼方へ

閲覧数:62

投稿日:2009/08/25 18:46:26

文字数:401文字

カテゴリ:歌詞

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