【intro】

 【A】
月季(はな)の咲く天蓋で
始めましょうか
真綿のように 優しく締め
抱きしめていて

 【A'】
貴妃(はな)はただ柔らかく
秘密を纏う
繻子の帯を ふたり結び
永遠にしましょう

 【B】
宮殿(しろ)の奥 幾重に
織りなす綾は
交互に罪と罰を
編み込んでいく

 【B'】
情交(いろ)の果てに 幾度
取り巻く終は
踏みにじり捨て去り
背を向けましょう

 【間奏】

 【A'】
玫瑰(はな)の庭園を抜け
咲き誇るのは
夢の中の 夢幻
青い薔薇(そうび)

【B】
蒼穹(そら)を越えて 比翼
連ねゆくこと
叶わないのならば
せめて想いは

 【B'】
密通(とが)を肌に刻み
偽りの笑み
浮かべ実は結ばず 
咲いて散りましょう




ひらがな

 【A】
はなのさくてん(がい)で
はじめましょうか
まわたの(よう)に やさしくしめ
だきしめていて

 【A'】
はなはただやわらかく
ひみつをまとう
(しゅ)すのおびを ふたりむすび
とわにしましょう

 【B】
しろのおく いくえに
おりなすあやは
(こう)ごにつみとばつを
あみ(こん)でいく

 【B'】
いろのはてに いくど
とりまくついは
ふみにじりすてさり
せをむけま(しょう)

 【間奏】

 【A'】
はなのていえんをぬけ
さきほこるのは
ゆめのなかの ゆめまぼろし
あおいそうび

【B】
そらをこえて ひよく
つらねゆくこと
かなわないのならば
せめておもいは

 【B'】
とがをはだにきざみ
いつわりのえみ
うかべみはむすばず 
(さい)てちりま(しょう)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Rose(仮)

薔薇の下の約束は
決して漏らさぬ 甘い秘密

薔薇の下の約束は
決して叶わぬ 苦い恋慕



月季、玫瑰・・・共に薔薇の別称。
貴妃・・・中国の妃の階級、この秘密の主

個人的タイトル「徒花薔薇(あだばなそうび)」あるいは「アダバラメイキュウ(徒花+薔薇=あだばらの意)」

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投稿日:2024/01/27 13:48:45

文字数:686文字

カテゴリ:歌詞

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