暗い場所が
怖い怖い
真っ暗な夜が
怖い
こわい
独りでいるとね
黒い何かに怯えてしまうの
心臓が早く鳴って
私を壊そうとするから
もういっそ
消えてしまえたら
溶けてなくなってしまえたら
誰かの記憶にも残らなければ
苦しくなかったのかな
そっと明日に背を向けて
そのまま昨日にしがみついて
今日に置いていかれたら
孤独を忘れられたかな
ふとしたときに
名前を呼んでほしくなる
なんてことないことを
話したりしたくなる
否定されるのが
どうしても怖くて
繋がりもまた脆いと知っているから
もうちょっと
強く生きられたら
うまく生きていけたなら
ギュッと掴まれた心を
温めてあげられたかな
吸い込まれそうな夜に
声が聞きたくなる人が
どこかに居てくれたら
それだけでよかった
ゆっくりと朝が来る
夜明けに陽の光が
暗かった空を染めていく
オレンジ色と紫色が
重なって合わさって
混ざっていく
もういっそ
消えてしまえたら
溶けてなくなってしまえたら
その思いに蓋をすることは出来ないけど
もうちょっと
強く生きられたら
うまく生きて行けたなら
そうじゃない
下手くそでいいんだよ
弱さを受け止められたら
誰かを頼ってしまえたら
私のこの生き方も
愛していけるのかな
怖かったあの日あの時も
真っ暗な夜も
空に光る星や月が美しいと思えるなら
誰かの声が聞けるなら
明日も生きていけるから
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