月明かり頼りに歩み
空から星に見守られ謳う
先人への祈りを音色に乗せ
語り継つぐは御伽噺
勇者目指す赤き太陽と蒼き空
誰がそれを真に思う?
夜の星に看取られ
今日も1人永遠の眠りへ
塵になりて夜空へ
光る星の一部となった
月に星に見惚られ
君も僕も空へ消え失す
闇を照らす役目を
いつか担う日が来るだろう
それでも君は君でいてくれますか?
迷い込む旅人は告ぐ
「世界の裏では月が燃える」と
民は胸を躍らしその背を追う
恋焦がれた日の光を
浴びた時、民はその熱に燃え尽きて
業火の中、祈りを捧ぐ
木々よ、僕を隠して
闇に眠る恐怖を知った
水よ、僕を沈めて
息が出来ぬ苦痛を知った
そこは死後の世界だ
生も何も無いのだと聞く
独り民を見下ろし
僕は何を感じるだろう
息も生も尽き果て
恐怖さえも感じはしない
最期君を見ていた
流す涙、星に煌めいて
夜の星に看取られ
今日も1人永遠の眠りへ
塵になりて夜空へ
光る星の一部となった
輝く僕を君は愛でてくれますか?
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