歌詞
「水面の月と男」

夜空に輝く月の微笑み
側で煌めく星達の歓声
薄いベールで包む雲の微睡み

月夜の光に惑わされ
手を伸ばした男
「月よ、俺はずっとお前の側にいるよ」
川の縁、水面に映る月を
愛おしげに撫でていた

偽物を本物と想い込み
微睡む夢で
慎ましやかな色を混ぜた

墨で掻き消された月の慈愛
流れる夢の一つもない星達の叱責
切り裂かれたベールは雲の叫び

静謐な夜空は
嵐で塗りつぶされ
男は独り、布団で目を閉ざした
夢を壊されないように
夢と気が付かないように

偽物を本物と想い込み
微睡みの夢を切望し
艶やかな色が爆ぜた

「月よ、どうか俺の側に…」
男は一人
男は独り
男はひとり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

水面の月と男

はじめまして、どうもです。

夜空に浮かぶ月ではなく、水面に浮かぶ月を愛した男の話。

どちらの月を愛したとしても男はひとり。

詩よりの歌詞。
昔話テイストです。
煮るなり焼くなりご自由にどうぞ。

閲覧数:42

投稿日:2020/11/16 03:55:01

文字数:302文字

カテゴリ:歌詞

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