わがままアリスと不思議な国　オフボーカル

群青広がる陽の中 優しい風受け夢見た
いつしか太陽傾き のどかな気持ちの日の午後

眠りを破った足音 こっちに向かってきたんだ
「ちょっと貴方は誰なの？」 音主驚き落とした時計は

綺麗に刻んだ 秒針軋ませゆっくり
それは見たことないほど 綺麗な姿を晒していた

持ち主時計に気付かず 私は追いかけ走った
だけど姿は見えない 勢みで細い秒針に触れた

「ちょっとここは一体何処なの？ いきなり過ぎなんじゃないの!」
と小さなドアの前

おや珍しい客だね とチェシャー猫が嘲笑う
その姿見せずに

この不思議な森の中 しゃべるウサギ笑う花
終わりのないお茶会で 何にもない日まで祝う

ここはとっても素晴らしい まるで夢の中みたいだ
森をしばらく歩いた すると 響きわたる声がした

何やら向こうで争い どうやら裁判みたいだ
タルト盗んだハートのジャック 判決は死刑宣告

「ちょっと待ってそんなのは酷すぎなんじゃないの？」
とハートの姫君に

おやアンタは一体なんだい？ と一蹴される私
追われる事知らずに

ただ森の中を走る 影に追われ
でも先の見えない森は 影もいない私

「ちょっとここは一体何処なの？ 早く家に帰りたい」
と声が響いた

すると目の前が真っ白に夢から覚めたみたい　
木陰の下時計と