人植物/命の雫を召し上がれ。
それが血と成り肉と成る。
母なる大地からの恵みだけで、君は完成されません。
出来損ないの僕から、未完成の君へと捧ぐ命の雫。
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ふぉぉぉ…一目惚れした人植物に挑戦してみました。
ミクのイメージは「蔓」
まだ自立していないので「根」
KAITOのイメージは「葉」
……KAITO兄さんの「葉」が蟲っぽくなってンググ。
憧れの人植物絵師様達みたく綺麗にリアルに描きたいです。
精進あるのみ、好きな雰囲気を絵に現す事が出来るように。
素敵なコメントを頂いて、頭がメルトした記念(笑)
手を掛けなければただの植物だった…そんな二人の物語。
*
ひっそりと大地に根を生やしていた植物に、KAITOは命の雫を毎日注ぐ。
KAITOの中に流れるは、限りなく自然に近い作り物のココロ。
寂しかったのかもしれない、仲間が欲しかったのかもしれない。
悪戯に人間から手を加えられ、ただの植物であった自分にココロを植えられた。
染まるはずであった身体は白く、その事が原因で人から「出来損ない」と言われる。
初めてココロが悲鳴を上げた、繋がれた管を引きちぎりKAITOは地を駆ける。
捕らえられていた場所から逃げ出して、軽くなった身体を大きな風に乗せ世界を飛ぶ。
硝子越しの空ではない、人工の草木や花ではない。
もっと大切な何かに巡りあいたいと望む。
ミクは自分と違い雫を注げば注ぐほど色付き、愛らしい表情を見せるようになった。
嬉しい反面、色の無い己に対しての咎めを現している笑みに感じてしまう。
出会うモノに命の雫を注ぎ、自分の生きる意味を探して旅を続けよう。
たとえそれが、この身を滅ぼす愚かな望みであろうとも。
なんつってー('A`)
コメント4
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まこづ
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>>Ten.さま
悲鳴頂きました!有難う御座います!(笑)
……自分でも改めてサムネを見てみたら、真っ白なのに何か妙な絵だなとンググ。
人植物シリーズを見て感化して、真っ先に寒色系統な二人の構図を思い浮かべたんです。Ten.さまの仰る通り、自然の中で育っていた植物(ミク)と、人の手を加えられ形になった植物(KAITO)。
「有機」「無機」の質感を現せてましたか?!二人の同じだったはずの違いを描けた…!嬉しい!
人工、と言いますか……色々な植物を配合して新種の花を咲かす、そんなイメージ……?
例えるなら青い薔薇、今では「作れる」らしいですが、それまでの道のりは生半可なものではなかったでしょう。けれど、このKAITOは人の手を借りようと染まりきる事が出来なかった。
なので「出来損ない」のレッテルが貼られた。
思いっきりTen.さまのテキストに影響されてるのが丸解りですね凄く好きなんです。
インスパイアと言う名のパクry・・・・・・・・・聞かなかった事に!
己が命を与える事で、己が存在価値を見出そうとするKAITOの自虐的な幸せ探しの旅。
他の方の作品も楽しみにしつつ、自分も妄想が滾るままに描きまくりたい所存です!
Ten.様の描くミク植物…!先に描いてサーセンwwwと言いながらも後悔はしてないですwww
どんなに詰られても良いので見てみたいです!是非とも先生のミクたんを……!
2008/07/22 23:14:22
まこづ
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>>月條さま
師匠!と、勝手に呼んでいますゴメンなさい気になさらないで…こう言う子なんです。
気が付いて欲しかった部分を全部見抜いてくれてる!しかも綺麗な言葉達で優しく纏めて下さって
感極まるってこの事ですかね!ニヤニヤノンストップ!!どうしましょう!!この設定で行きます。
大腿部の管に反応して下さるなんて、足フェチの私としては万々歳です!マニアック好き!
ミクに対しての上下経路はシャワーと言うか、木も下から栄養を持って来て、上に実を成したり。
意外と壮大なイメージが詰まった管…人植物を描くにあたり不自然な自然さが欲しかったんです。
簡潔に言うと、有機か無機か……色の「有り」「無し」がこの子達の特徴なんです。
もちろん私の中でですよ!分けないと他のボカロ達と区別が付かなくなりそうで(画力的な意味で)
KAITOの嫁になりたい自分としては、どうしても彼を贔屓したくてw
愛故に、愛故に一人だけ色の無い可哀想な人植物にしてしまいました。
もしも物語りを作るのならば、主人公とまでは行かなくともKAITOの行動をリリカルに綴りたい。
これからも時間を見つけてはボカロ達を総出演させて、微力ながら私なりにこの世界観を広げるお手伝いをしたいと思っています(*´д`*)月條さまの新作も心待ちにしてます……!(コッソリ
コメント頂けて感激です!浮かれてます!なのに文章が纏まらない悲しさ('A`)
2008/07/22 23:07:10
Ten.
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サムネイルを見た瞬間、黄色い悲鳴を上げそうになりました。クリックしたら我慢しきれず悲鳴が上がりました(笑)
なんて可憐で色っぽい人植物兄妹…!そうなんですよね、ミクはイメージカラー緑ですから兄さんに負けず劣らず植物似あうんですよね…!
きちんと肌の色が乗せられて、植物とはいえ「有機」なイメージのミクに対して、黒と白と青だけで構成された兄さんの「無機」な質感がたまりません…!
元としたものは同じ兄妹だけれど、ミクは自然に育くまれた子で、兄さんは完璧に人の手による作り物、なのかなぁなどと妄想してしまいます…そして作り物の兄が自然に育まれている妹に命を分け与えているのかと思うとときめきが止まりません。暴走しすぎですね…!
人植物シリーズが大好きな人間なので、つい長々と申し訳ありませんでした…。
最後に。物凄く余談なのですが、スキルアップしたら描こうと暖めていた人植物のアイデアがミクだったもので、先こされたー!と黄色い悲鳴以外の声もを上げてしまいました(笑)
2008/07/20 13:34:46
月條現矢
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すみません、夜中のテンションでおかしなことを申し上げそうですが、最初に心より申し上げたいです!好きすぎます……!!起きててよかった、生きててよかった……!
幻想的で、アーティスチックで、妖しいのに淡々としていて…物語の挿絵のようで…この二人の過去と未来を想像させて頂きました。
文字通り蒼白で、不安定で儚く、けれど独特の存在感ある兄さんと、色があり、しっかり地に着いている、これから育っていくミク。大変申し訳ないのですが、「大地の恵みだけで育ったら普通の植物になるけれど、人としての命…心の雫を与えると心が芽生える。生命として欠損することで心を得た兄さんは、風に乗り旅をして、自分の心を人にあげていく」という妄想が大爆発です。おかしなことになっていたらすみません…(汗)。だって、この絵があまりにときめきすぎるんですもの…!!
それにしても、よ、ようやく人植物にミクが来てくれました…!今まで兄さんだけだったんですよ…!KAITOは無生物的というか、精霊さん妖精さんというか、静物なイメージがあるのですが、この絵は自分のKAITOとミクのイメージの違いを端的に表してくださって、勝手ながらありがとうございます。この兄さんは、風に乗れる間は風に乗り、風が止んだら地に落ちて土に還る、という静的さを感じるのですが、ミクからはどんどん蔓を伸ばして育つ動的さを感じます。想像が膨らんで仕方がありません。
それと…大腿部から管を通して上方に行き、下に滴り落ちる、という↓↖↑な命の雫の経路にときめきます…マニアックですみません。自分の色のついている、命のある部分から搾り出して、ミク用のための命にして…命を削る真似をしている兄さんの心情、おもんばかるに余りあります。
この世界観があまりに胸にきゅんきゅん来てしまい、本当、ど、どうしたらいいんでしょう……!好きです…!
長々とすみませんでした;この絵は本当に素敵すぎて、サムネイルの時点から大興奮でした!
素敵な絵を拝見させてくださり、ありがとうございました……!!
2008/07/20 02:58:29