廃れた路地裏に ユラユラ揺れてる
てるてる坊主

シトシト濡らす雨 傘は持っていない
この両手には荷物があり過ぎる
誰かの視線が痛いや

張り付く前髪に 滴る雨粒が
止む気配はない

突き進んだとこで うるさい雨音で
目指すべき方向がわからない
いやそんな場所はあったのかな

窓際にぶら下がるだけの坊主

晴らしておくれよ てるてる坊主
その為にいるんだろ この世は歩きにくい
凸凹な道を乗り越えても雨がまた降り始める
泥だらけの靴履いて何処へ行く


不安定な道を フラフラ歩いて
まだまだ着かない

グラグラな感情 行き先は見えない
光を見失ってしまった
ほどけた靴紐に躓いた

放っておいた自業自得だよな

晴らしておくれよ てるてる坊主
ズタボロな姿じゃ歩けない 世は非情
ガムシャラ願ってみても人は自分の事ばかりさ
何もかも捨ててしまおうか


濡らした手はいつまでも冷たくて
何を欲しているのかな
何を願っているのか
その先の言葉は見つからない

ボロボロ落ちてく 夢の理想郷
雨宿りをしようか 今更持てない傘
いや、道外れてみるか
見えない虚構に頼るより
ここにいる 何より確かだ

晴らしてみせるさ てるてる坊主
神頼みは辞めだ ユラユラ見てるがいい
ドロドロな姿しても この道突き進んでやるさ
他でもないこの足でね

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

てるてる坊主

応募用として作詞しましたが、落選となった作品です。
もし使いたい方がいらっしゃれば、是非曲をつけてあげて下さい(^^)

#曲募集

閲覧数:222

投稿日:2019/11/17 19:43:56

文字数:567文字

カテゴリ:歌詞

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