【初音ミクオリジナル】『Struggler』
Struggler
足跡を辿るように
ひとつひとつを探すストラグラー
やみくもに走るうちに
行き先すらもう忘れてしまった
すりむいた傷のかさぶたが
いつの間にか増えてしまって
雨漏りしだした、
かろうじて強がりを形作ってる
曖昧で歪なその価値観と
何のとりえだってない
退屈なだけの正義で
閉じ込めてしまった君に
どうしようもない後悔を抱えたまま
立ち尽くす
その瞳から零れ落ちた
一瞬さえも探すストラグラー
土砂降りの雨のせいで
行き先すらもう忘れてしまった
ぎこちなく見せる表情も
いつの間にか慣れてしまって
追い詰められた
つまるとこ他愛もない自己顕示で
おかまいなしの畏怖と
背反二律の世界の果て
その手には重ねられない
ないものねだりを喚くストラグラー
その鼓動が急かすように導いても
まだ怖がったまま
ああ、そうさ
不格好にあがいて、もがいて
取り返せない一瞬に惑わされて
すり抜けてしまった過去に意味を持たせることだって
忘れたふりして
天邪鬼な僕は
いつも繰り返し
立ち止まる
その瞳から零れ落ちた
一瞬さえも探すストラグラー
土砂降りの雨の中で
行き先ならもうわかっているのに
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