「あ、暖まってきた」 君の声が弾んで
きゅっと握られた手が また熱くなった
私、君の隣にいてもいいのかな
生きるつもりだってないまま生きてきた 私に生きる意味をくれた掌の
この温度もいつか離れ冷えてくのが 怖くて離せないまま
「ね、もっと笑ってよ」 なんて君は言うけど
もう充分なくらい 満たされているよ
いつもありがとうって、伝わってるのかな
君と並んで指先を絡めている そんな写真がアルバムに増えてく度
私だけ切り取られた写真が今も 目蓋の裏に浮かぶの
幸せになりたいと認めてしまえば 今より傷ついてしまうような気がして
君の手を握り返せずにいたけれど ねえもう許してくれる…?
信じたら裏切られると分かってても 君の手を握りたいそう思っちゃうの
いつか離れてしまう温もりだとして それでも君と二人で
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