(A)
『君の全てを抱きしめる』
そう誓ってからはというと
僕は君を狂おしく 愛しているつもり

存外僕の両腕に
すっぽりと収まった君
全てを手に入れた夜に 僕を襲う空虚


(B)
失礼ながら君のメイクを

冷水ではぎ取ってやりたい


(サビ)
そのはるか向こうには 別れの存在が
僕をみて優しく むなしく微笑んでいる

それに目を背けつつ コーヒーを飲むけど
斜め前をみながら 歩く事を決めた


(A)
君は美しいコウモリ
「翼をもったネズミ」なんて
そんな称号捨てちまって 僕を愛してくれ


(B)
僕がダレカのスペアだって

そんなこととっくに知ってるよ


(サビ)
白黒つけることが そんなに嫌いなら
灰になってやろう それで君の気が済むなら

羞恥心もプライドも 燃え尽きてしまった
僕に君以外の なにが残ったんだ


(C)
ダレカに僕のことが ばれたらしいね
ソイツは君のことを 許さないだろう
これから僕が一番 僕は許せる

さあ


(サビ)
君には翼がある 飛び立つなら今
僕ならここにいる 「あれ、遅いなぁ。まだかな。」

翼は捨てたんだね ここにはこれないね
君が幸せになる 踏み台になるなら

僕は喜んで ひとりになってやろう