シルベ
その出逢いは必然
繰り返す日々に 緑の糸が
明るげな未来が 明日を叫んでいる
不死身の体を 木枯らしが撫でていく
屋上階 凪の街
だけどまだ 報われないまま
望む 明日など来てはくれないの
それでも君がいてくれるなら
絶望な明日でもいい気がした
笑い合い続くと思った日々は
こんな簡単に錆びて往くと知る
また会えるように交わした罪なき約束は
君と生きた証 刹那
理不尽な日々の 鈍い邂逅
不愉快な季節が 今日を叫んでいる
忌み嫌われても 眼が見え陽は昇る
鐘の音 輪廻の果て
だけどまだ救われないまま
呪われた血も何も変わらないの
それでもあなたを守る理由に
必要なことなどない気がした
その声に 須臾を感じるのは
この終わりが見えた気がしたから
希望に満ちたそれはとても馬鹿馬鹿しいお話
あなたと生きた昨日は 未来
ドス黒い嫉妬 狡猾後悔
猜疑心に沈み生きてきた
その全て意味はここにあり
君がそう望むならいつまでも
歌うよ
汚れた世界でまた巡り会えたこと
足跡はやがて環状を描いて
茜色の空に舞い上がる道標
きっとそれは金木犀のような香り
淀んだ境界の彼方で微笑んでくれたこと
君と生きたい明日は刹那 じゃあね。
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