怠惰を食った サイダーを飲んだ 使い捨ての手足に何を思うか
筆を折る前に腕を折るなんて 誰も知り得ない話さ
清潔感が蔓延る部屋は「退屈」すら使い飽きた
声だけが残ってたのなんて歌が下手なあたしへの皮肉だ

呼吸をして 思考をして 感情を持って
会話をして 笑って泣いて怒ってまた笑っても
残すことができないなら あたしの魔法が使えないなら
植物人間になったも同義だ

鱗粉を失った蝶みたいだ
やがて萎れても「仕方ないことだ」
物語に憑りつかれたみたいだ
あたしの呪い(まじない)が あたしを殺しても
酸素の無駄使いをする。


開放感も閉塞も全部 風通しのいい部屋で眠った
孔雀の雌が鼻で笑った 使い捨ての羽に何を思うか

呼吸をして 思考をして 感情を持って
会話をして 巡り巡る思考を吐き出してしまっても
泡になって消えてくなら あたしの魔法が使えないなら
人魚姫になったも同義だ

鱗粉を失った蝶みたいだ
やがて萎れても「仕方ないことだ」
あたしの歌は52Hzだ
あたしの呪い(まじない)が あたしを殺しても
二酸化炭素を吐いている。


鱗粉を失った蝶が舞った
やがて萎れても「それまでは生きていた」
ここから飛び立たなくちゃ 身を乗り出した
世界の始まりが あたしの呪い(まじない)が
あたしのこの声が あたしの魔法にならなくても
この歌は今息をしている。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

フライレス 歌詞

オリジナル曲「フライレス」の歌詞です。

閲覧数:51

投稿日:2024/04/28 01:01:13

文字数:583文字

カテゴリ:歌詞

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