鈍色を噛む / IA (off vocal)
無色透名祭Ⅱで投稿した楽曲です。
vocal有りはこちらから→https://www.nicovideo.jp/watch/so42906839
BPM154
贅沢を捨てた僕は 有り余る時間を無駄にして
君の匂いを探していた
肺の中を巡る刺激が 剥がれ落ちてた懐かしさを思い出させる
依存してる煙さえも解毒で無にしたい
八月を繰り返して 赤く染まる鈍色をまた零(あえ)した
このまま人生を棒に振ることが望みか?
空目した1ページが 頭の中で髄を食んでいるんだ
流れ込む哀愁に×をつける逃避行だ
秒針の先で色めく 綺麗なままのカンテラ
退屈が袖を抜け出す あくまでの物語を
もっと描いていたい
夏の空が何故か夢と重なって
崩れる視界
色彩の無い夜に怪物の皮を被ってみても
大衆の目は誤魔化せない 麻痺しているようだ
繰り返す八月を 抜けた先に救いはあるだろうか
鏡の前でナイフを突き刺す
君が遺した花を持つ
月並みだなんてこじつけだ
目の前で焼けた梔子(くちなし)が
花火に見えた
二度とさよならだ
嗚呼、さよならだ!
夏の温度が肌に刺さり 赤く染まる鈍色を噛むまでは
子供の頃からまやかしを見ていたようだ
手を伸ばしても届かなくて 反芻する暑さに涙ぐんだ
何も手につかないくらいの憂鬱を 陽炎の所為にしよう
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