○=リン ●=レン ◎=ふたり
A
○白く細い指先で
鬼(しょうねん)は私の輪郭(かた)をなぞる
何も知らぬ行き先は
帰れないとそっと息ひそめる
●朱く染まる夕刻に
瞳誘う鬼(しょうじょ)は手を招く
永遠を濯ぐ幽谷は
恥知らずな僕の頬染める
B
○鬼さんこちら手の鳴る方へと誘って
●心臓に火をくべるその手を離さないで
○逢 駆け引き 自慢の愛想を振りまいて
●貴方と生きたい
○どこへ行くの?
◎遥か夢へ
S
○吹き止まないで追いかけて熱嵐
私が残す足跡をとおりゃんせ
●舞い上がる花弁の影が僕を隠す
惚れたら負けよ 競うは鬼遊戯(おにあそび)
A
●門に座る猫曰く
─少年ガ抱クハ大志ノミカ?
真見えぬ口先は
僕に宛てた恋文と解く
○無垢な東風が語らうは
─命削ル少女ハ恋ヲスル?
嘘を掃うつま先に
私の心は火花散らす
B
●鬼さんこちらお足元には気をつけて
○心臓を灯す揺らぐ焔よ消えないでいて
●相反する 欺瞞も嫉妬も愛しくて
○貴方が欲しいの
●どこがいいの?
◎お好きなように
S
●鳴り止まないで追いついて熱嵐
ほのかに薫る細道をとおしゃんせ
○撃ち抜いた詭弁の数が糸を手繰る
惚れたら最期 争(きそ)うは鬼遊戯
C
●期待 慕いだけ
○撓い 操舵して
●図る戦略も 月に囚われ水泡に帰す
B
○鬼さんこちら手の鳴る方へと誘って
●心臓に火をくべるその手を離さないで
○逢 駆け引き 自慢の愛想を振りまいて
●貴方と生きたい
○どこへ行くの?
◎遥か先(ゆめ)へ
S
○吹き止まないで追いかけて熱嵐
私が残す足跡をとおりゃんせ
●舞い上がる花弁の影が僕を隠す
○隙だらけなの
●続くは
◎鬼遊戯
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ふぃん
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お借りします。
2020/06/08 12:51:18