ほら、
きみのさかなは
もう
あんなにとおくまで
とんでしまった 26

あめいろのひれは
けっして、
つばさには
なれないというのに、ねえ 27

うそやでまかせで
まんぞくするのなら
どうして、きみのさかなは 28

そらをはみながら
えらをはためかせているの?
おしえてほしい 27



ふくらはぎの内側から
小さなわたしとたまごが
これでもかとたくさん
あふれ出る夢を 42

見てしまった
見てしまった、から
わたしにはもう
きみが見えない 25



「せかいちずにあこがれるひとは
 せかいじたいに
 まるできょうみはないんだよ」 33

きみには
先端がないから
器用に
いろいろをこなすことは
何よりも難しかった 39



(ほんとのこというと
 わたし、うまれかわるなら
 さかなになりたい 29

 みずのおとにまみれて
 きみのことすら
 おもいだせないように) 27



わたしのさかなは
そらをおよいだりしない
それに
とんだりはねたりなんて
できやしない 39

はんとうめいのひれが
ただ、くっついているだけの
それ、だけの 26



(しかしきみはそれを
 うつくしい、

 という) 17



「いま、ふれられる
 それいがいのことなんて
 いたってどうでもいい
 きっと、そんなもの」 34

きみは
ほんとうしか話せない
口先を持たないのだから
当たり前
なのだけれど 38

「もしもきみが
 いつのひか、ぼくのように
 さかなになって
 とぶことができたときは―――」 34




あれはさかなですか

いいえ、
しかし鳥ではありません  24



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

さかなびと

ひとは羨んで憧れるもの
しかし、それでも妬まないためにはどうするか

なんてのを考えたりした感じです

受け取り方は
きっと、人それぞれだと思うので
脳内で好き勝手料理してやってください

数字はその連を発音した際の文字数です
なので
「しまった」などの「っ」は
数えてません

閲覧数:133

投稿日:2009/05/10 01:38:49

文字数:715文字

カテゴリ:歌詞

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