蝶々(カラオケ音源)
蝶々
作詞作曲:アボカロ
小さな檻に閉じ込められた
翅を揺らしてもがく蝶
ひらりひらりと舞う光に
誘われるまま手を伸ばす
ふわりと落ちる金の粉
瞼が重く沈んでいく
温かな腕に抱かれながら
私はどこへ消えていくの?
産声を上げたこの世界で
幼い指で夢をなぞる
愛し愛され笑い泣き
やがて老いて土へ還る
光る波間に立つ影が
「それが現実」と告げていた
でも確かに感じていた
この胸を満たした温もりを
最後の夜に手を伸ばし
記憶の灯火消える時
すべてが幻だったなら
私の人生何だったの?
閉じた瞼が開く時
また蝶が揺れる檻の前
伸ばした手が震えてる
けれど抗えず夢に堕ちる
何度繰り返したのだろう
気づいても逃げられない
蝶はただ微笑んで
私を見下ろしていた
夢を見て夢に死んで
夢が覚めたらすべて無に
それでもまた繰り返す
蝶が舞う限り――
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