いつの間にか忘れていた
未来を思い描いたこと
今の僕はその世界にいるかな
あの日と今日を僕の中で
繋いでいく

振り返るなとか
進んで行けとか
言われなくたって分かっているけど
それが出来るならこんな所には
とっくに居なくて
思い出せなくて

今まで失くしてきたもの
忘れてきてしまったものも
結局は必要なかったものだと信じて

ここから始まるこの物語は
誰にも止められない僕だけのものだ
例えどんなに涙が枯れようとも
引き返すことなんて今更出来ない

思い詰めていた　悔しがっていた
長すぎる夜は数えきれなくて
誰かのカバンにぶら下がってるだけの
ストラップになんかなりたくないんだ

他人がついた嘘が溢れ均衡を保とうとしてる
自分を偽り続けることはもう疲れた

お願い教えて僕は本当に
今というこの世界を生きているのかを
過去に閉ざしたはずのこの心が
開かれていくような気がしているんだ

鍵をかけたっていつかは壊れてしまう
月の静けさに呑まれてしまわぬように

あの日僕が見たいつかの未来は
いまだに程遠いところにあるけど
後悔だけじゃ何も始まらない
君が僕に教えてくれたね

ここから始まるこの物語は
誰にも止められない僕だけのものだ
どんなに身体が朽ち果てようとも
引き返すなんて言う選択はないんだ