いつの間にか
要らなくなった
糸の切れたmarionette
操り手を失い彼は
独り何を思う

願わくばもう一度だけ
命吹き込んで
軽やかに小さな舞台
踊ってみたいけど


剥がれていく微かな記憶
思い出せるのは
ただ静かに笑いかけて
去っていくその背中

壊れていく小さな手足
残ってるのは
ただ無言で考え続ける
頭とちいさな身体


伝えられるなら
伝えてしまいたい
心からのこの
叫びを


誰が僕を創って
誰が僕を求めて
誰が僕を愛したの？
ただそれだけをどうか教えて

誰が僕を思って
誰が僕を使って
誰が僕を置いてくの？
ただそれだけをどうか教えて

小さいだけのmarionette
だけども僕は生きてる





町はずれの
小さな空き地
ボロボロになったmarionette
生きる意味を失い彼は
独り何を思う

願わくばもう一度だけ
糸を繋げて
小さな舞台にいつの日か
戻ってみたいけど


崩れていく微かな希望
命つないでるのは
ただ楽しかった日々の
剥がれかけた記憶

零れ落ちる小さな想い
掬おうとしても
ただ滑り落ちるだけの
砂のような想い

伝わらなくても
叫び続けていられるのかな
魂からの
この叫びを


何が僕を生かして
何が僕をつなげて
何が僕を留めているの？
ただそれだけを誰か教えて

何が僕を縛って
何が僕を拒んで
何が僕を引き留めてるの？
ただそれだけを誰か教えて

壊れかけてるmarionette
それでも僕は生きている




暗い夜を
幾千過ごし
荒れ荒ぶ日を
幾千過ごし
それでもなお
途切れぬ命
それでもなお
壊れぬココロ

拾い上げる手を
待ち望んでる
命吹き込む手を
待ち望んでる

雨ざらしのmarionette
忘れられたmarionette

空き地の隅っこで
ずっと待ってるけど




誰が僕を創って
誰が僕を求めて
誰が僕を愛したの？
ただそれだけをどうか教えて

誰が僕を思って
誰が僕を使って
誰が僕を置いてくの？
ただそれだけをどうか教えて

小さいだけのmarionette
だけども僕は生きてる


何が僕を生かして
何が僕をつなげて
何が僕を留めているの？
ただそれだけを誰か教えて

何が僕を縛って
何が僕を拒んで
何が僕を引き留めてるの？
ただそれだけを誰か教えて


独りぼっちのmarionette
今日もまだずっと待ってる