白く棚引く煙 細々と
取り巻いては髪の香に染み行く

右肩の虚空 冷えた世界で
溢れる激動 花散り散りに

独りきりで 声を枯らせれば
心劈く 君の唄が

潰(つい)えないで 故郷の夢
一人では戻れない
水に映す鏡は いつだって不安定だわ
カタバネは
もう飛び立てず 美しさは 枯れた
強さを欲したとて
所謂 見栄っ張りだけで
幻想(ゆめ)を望む



ひとつふたつと数え飽きては
包(くる)んで抱えて傷付けていた

現つ遊びにも ほとほと覚めて
手を伸ばしたらば 涙(なだ)ひらひらと

鈍色滲む空を見放して
秘めたのは そう 紅(くれない)色

世界が今日消えるのなら 地に縫われたままで
此処に居た証を君と刻み付けて立つ
代わりなんて居やしないわ
この対に成りえない
五月蝿く叫び上げる虚無に砕かれても
また 足掻いてる



潰(つい)えないで 故郷の夢
一人では戻れない
水に映す鏡は いつだって不安定だわ
カタバネよ
ただ 孤独に溺れて仕舞わぬ様に
強く睨(ね)めつけろ
翔べなくても 独りきりでも
ユメに臨む

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

片羽根

友楽様の曲に応募させて頂きました。
http://piapro.jp/content/6nja9g5xg9m8fvkn

ラララの字数に合わせていない箇所がいくつかありますが,修正のきく範囲だと思われます。
問題があるようでしたらご報告下さい。

テーマは,なんというか。
あえていうなら『独り』です。
ヒトは片翼しか持っていなくて,二人で一つ。ヒト。
力強い曲でしたので,孤独という少し重いテーマをイメージしました。

もしお気に召しましたらば,添削はご自由に^^


不採用でしたが楽しかったです。
ありがとうございました。

閲覧数:154

投稿日:2010/04/16 23:56:22

文字数:461文字

カテゴリ:歌詞

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