ペダルに全体重で 坂道を上る
てっぺんには君がいて アスファルトに汗が落ちた
この道はジェットコースター 加速する風受けて
セミの声も一瞬で かき回されて空の彼方

自転車止めて ポケットあさって
グシャグシャになったチケット掴んで
『夏休みの小さな出会い
子供たちとロボットが 友達になる物語』

いつもの駄菓子屋さん行ってさ
かき氷 すぐ溶けるけど イッキに食べるの気をつけて
まだまだ ツクツクボウシが鳴いても
今は続くよ 悲しいことは ほっといて遊ぼうよ


窓に切り取られた 空が目に痛い
暑さも無い部屋から 今日も横目でチラ見

光の中 横切るシャボン玉
フラフラしながら視界から消えた
壊れたのか 飛んでったのか どこから来たのか
結局わからずじまい


しぼんだ朝顔
遠くなった入道雲
どこかの風鈴
他人ごとみたいな夕立


早起きをして 吸い込む空気
ごめん ほんとはちょっと好きだった
古いラジオも 欠けたハンコも ノイズ混じりの声も
少し眠そうな顔も

手が届くはずないのに必死で探してた
地図の外側 地球の裏側 広い宇宙の向こう側
空が近くなれば できないことなんて なくなって
雲の中の大きなお城も 見つかるって信じてた

バカで下らなくて でも どうしても眩しい 日々
最後のページ あのラクガキは まだ消せないままだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アウトサマーグラフ

投稿しました→http://www.nicovideo.jp/watch/sm8086562

夏の終わり。

閲覧数:75

投稿日:2009/08/31 21:46:19

文字数:575文字

カテゴリ:歌詞

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