なり止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
止まった振り子が動き出してふたつの針がまた重なる

迷い込んだ無知な小鳥たちが見せられた心の闇底
手に握った鍵を伝い頭の中に響いてくる言葉
震える手で螺子を回していた

無限の檻に囚われた小鳥たちが叫ぶ
時を戻す度に失うものがあることを
でも誰もが描いた夢から逃れることなんて
弱い私たちにできるはずがなかったんだ

なり止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
願いを抱いた少女たちの一部を糧に回りだした

辿り着いた無垢な小鳥たちが魅せられた理想の箱庭
塗り固めた空の上で無機質に冷たく笑う振り子に
銀の糸で絡め取られていた

無限の檻に囚われた小鳥たちが嘆く
普遍の理に逆らうことの代償を
どこまでも続く階段に果てなどないと知って
膨らむ絶望が煙となり吸い込まれる

鳴り止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
白い文字盤が黒く染まり因果の枷がほつれだした

押し寄せる闇 ねじれた部屋 塗りつぶされてゆく虚像の世界
戻れない時を思い出して 儚く散って 音は消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Midnight Pressure

以前作った3拍子インスト曲に歌詞をつけたバージョンです。

閲覧数:182

投稿日:2019/10/09 20:56:56

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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