A.
夕暮れの残像あの日作った砂の城
どうしてだろうなぜかふと思い出したんだ

気付かないうちにさ迷い込んだあなたの部屋
どうしてだろう気付いたら側に居たんだ

B.
朦朧(もうろう)とした意識の中辿り着いたのは
２人のあの部屋いつか迎える崩落の刹那に

S.
ねぇ、無理に取り繕ったりしないでよ疎ましいだけなの
あぁ、耳に残っている映写機の音カラカラカラカラ

ねぇ、下手な作り笑い見せないでよね妬ましいだけなの
あぁ、思い出せない映画のワンシーンカラカラカラカラ

A.
ノイズ混じる記憶あの日見たのは砂の城
どうしてだろういつまでも忘れられないの
歩道に面してて重苦しいあなたの部屋
どうしてだろういつだってカラッポなんだ

B.
疑心暗鬼の感情でも辿り着いたから
見届けて欲しい今に迎える崩落の刹那を

S.
ねぇ、無理に愛想笑いなんてしないでよ虚しくなるじゃない
あぁ、目に焼きついている映写機の様(さま) カラカラカラカラ

ねぇ、下手で稚拙な嘘はいらないのよ私が欲しいのは…
あぁ思い出せない映画のワンシーンカラカラカラカラ

C.
少しずつ、少しずつ、積もっていったある気持ち
少しずつ、少しずつ、作っていった砂の城
じわじわと侵食する波いつか迎える崩落の刹那を

S.
ねぇ、無理に取り繕ったりしないでよ疎ましいだけなの
あぁ、耳に残ったのはあの音じゃないカラカラカラカラ

あなたが吐(つ)いた甘い嘘をこの僕に信じさせたいなら
あぁ、ナイフを持った僕ごとあの部屋で強く抱き締めて。

ライセンス

砂の城

保科

私の大好きなある小説の主人公の《その時》の感情を個人的に解釈して書いてみました。
ヤンデレ、ではないです。多分。←
『砂の城』は、精神状態の何かを表してます。

一番のA.は、馴れ初めで、Bは、現在の様子。
以下はなんとなく分かっていただければ、と思います^^

全体を言うなら、信じていた人に裏切られたと思い込んだ愚かしい人の詞です。

最後のサビ(S)に全部を詰め込んでみました。

私にしては珍しく長い。恐ろしく長い。無駄にry

抱きしめられて初めて気付く、でも、抱きしめた君は…。
そんな感じです。

とりあえずミックミクにしてますが、リンリンでもいけそうな気がします^^

何か御座いましたらお気軽にお申し付けください。

うおおう…!!
コラボにてこの詞にがぐゆきさん(http://piapro.jp/gaguyuki)が曲をつけて下さいました!!
http://piapro.jp/content/qp93jnudmi3pp10s

詞では表現出来なかった部分がちゃんと表現出来てある素晴らしい曲なので、興味がある方は是非聞いてみてください^^