空気を切り裂くような袖と
頂にて束ねられた髪が綺麗で
孔雀のような羽を 追いかけ続けている
似合わないと思ってた
後ろ指さされるだけで
憧れてはいたのだけれど
手にも取れないまま
鯛が奮起し空を舞う日
初めてあなたを見た
誰より どんな縁起より
優雅で気高かった
盲目信者となりて
あなたの袖追いかけた
人の波と泳ぐ鯛
あなたの袖 掴めずに
分かっていました程遠くて
到底たどり着けはしないことを
だけどその時に初めて
憧れという感情を知ったのです
空気を切り裂くような袖と
頂にて束ねられた髪が綺麗で
孔雀のような羽を 追いかけ続けている
「私なんかが」十数年そう考えてきてた
鏡を見ることも躊躇う 氷は固いまま
もう、これじゃダメなんて 言うのは簡単
鏡を見れば 一つずつ見違え
目をこすっても頬を叩いても 夢じゃない
空気を切り裂くような袖と
頂にて束ねられた髪が綺麗で
孔雀のような羽を
追い越すために私の袖を振る
誰より気高いあなたの先
誰より優雅なあなたの先で
羽を広げようと少女ゆく
雅火に燃えよ 嗚呼
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くうきを きりさくようなそでと
いただきにて たばねられたかみが きれいで
く[じゃ]くのようなはねを おいかけつづけている
にあわない とおもってた
うしろゆび さされるだけで
あこがれてわいたのだけれど
てにもとれないまま
たいが ふんきし そらをまうひ
はじめて あなたをみた
だれより どんなえんぎより
ゆうが で けだかかった
もうもくしん[じゃ]となりて
あなたのそで おいかけた
ひとのなみ と およぐたい
あなたのそで つかめずに
わかっていました ほどとおくて
とう[てい]たどりつけわ しないことを
だけどそのときにはじめて
あこがれというかん[じょ]うを しったのです
くうきを きりさくようなそでと
いただきにて たばねられたかみが きれいで
く[じゃ]くのようなはねを おいかけつづけている
わたしなんかが [じゅ]う[すう]ねん そうかんがえてきてた
かがみを みることも ためらう こおりわかたいまま
もう これ[じゃ]だめ [なん]て いうのわかんたん
かがみを みれば ひとつずつみちがえ
めをこすっても ほおをたたいても ゆめ [じゃ][ない]
くうきを きりさくようなそでと
いただきにて たばねられたかみが きれいで
く[じゃ]くのようなはねを おいこすため わたしのそでをふる
だれより けだかい あなたのさき
だれより ゆうがな あなたのさきで
はねをひろげようと[しょ]う[じょ]ゆく
みやびにもえよ ああ
雅火に燃えよ
BUTA様のボカロ 3曲目歌詞募集(https://piapro.jp/t/WWiL)への応募作品です。
歌詞の修正など承ります。注意を払っていますが文字数が違うかもしれませんので、その際もご連絡ください。
和風ということでテーマは振袖です。ある少女が憧れの人の振袖に向けて奮闘するお話です。
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