夕暮れを告げる鐘が街を揺らす
帰りたくもない家の扉の前
作り続けた表情(かお)うまく笑えてるの?
傷ついたことさえ気づかないふり
この胸に住まう仲間達とみた
夢ももう長くはないだろうと悟る
ゆらりと眩んだ現実との狭間
響く鐘の音に魅せられ狂ってゆく様
夕闇の中を彷徨い歩いて今日も
来てほしくもない朝がまた来る
昼は死人の様に気配を隠して
一秒たりとも気を抜けはしないのに
ゆらりと眩んで夕暮れを告げて
また世界は残酷に鐘を鳴らし続ける
本当のココロは夢の中に置き去り
忘れた仲間達がそっと持って行った
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