何処までも高いあの空も
今日は掴める気がした
灰色で埋もれたこの町も
貴方のお陰で輝いて見える
初めてだから分からない
貴方とこんな風に歩くなんて
素直じゃない私
気づかない貴方
恋人に満たない私と貴方の関係は遠いまま
長いと思ったこの時間も
直ぐに終わりはやってきて
二人にそって伸びる影
町が貴方色に染まってた
帰りたくない
勇気を振り絞って伝えた言葉
「何で」っていう顔しないで
気づいてよ、お願い
「何で、気づいてくれないの」
涙が声を震わせる
歪む世界に映って見えた
貴方の困り顔
ちょっと前では私
嬉しくて心臓が張り裂けそうで
でもね、今は違う
張り裂けそうで痛いの…
「好きなの」いつも言えない言葉
貴方色に染まった私
悲しいくらいに不器用ね
不意に、視界が鮮明に
目の前には貴方の顔
親指で不器用に拭われた私の涙
「泣いてんじゃねえよ」なんて
似合わないそんな言葉が聞こえたの
そしてまたあふれ出す涙
でも、それは笑顔に混ざって溢れた
私の精一杯のありがとうだったの
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