ひとつ、ひとつ
またひとつ
「此処に参るはお前だけ」
一歩超えればまた
「夢で会うとおせんぼ」
気づくことはない
暮れない日。

どっちでもない
存在、傾いては震えて
どっちでもいい
戻る、それはけして
「忘れたはならぬ」

ふたつ、みっつ
またひとつ
「今日もなかなか暮れない」
進んでしまえば、黒
「本当にここは現(うつつ)なのか」
気づいてしまう前に。
気づかれる前に。

朝でもない。
太陽沈んでは霞んで
夜でもない。
夕暮れ、約束のとき
「彷徨うことにならぬよう」

気がつけば黒い夢
帰り道はわかってる
またもどるために。
踊り子の迎えが急かす
もう行かなくては。

蟻になって犬になって
人になって

とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神様の 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに 参ります
行きはよいよい 帰りはこわい
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
とおりゃんせ とおりゃんせ

暮れない、暮れない。
暮れたらさよなら
また来年。
いつかまた、あなたのそばに。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

暮れない日。【タイトル未定】

お盆のお話。
いつかまた、傍にもどってくるよ。

演劇台本『暮れないマーチ』をイメージしました。

閲覧数:126

投稿日:2012/03/10 08:58:35

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

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