【A】
平穏を張り付けて　長い長い暗闇
「終わらないで」　願いは届かない

盲目を押し付けて　巡る巡る太陽
「また来たのか」　言葉に意味は無い

【B】
遠い月が歪んでゆく　彼方に、もう見えない
僕が残る世界の端　光が飲み込んでゆく

【サビ】
誰も彼も空も白くて
真っ黒な僕を突き刺す
眼を閉じて　夜に紛れていたいのに
それすらも許さないのは、誰？

【A】
衝動を切り裂いて　響く響く銃声
「狙いはここ」　命は痛くない

【B】
揺れる波が掠めてゆく　傍ら、まだ止まない
僕が向かう地平の果て　次第に風化してゆく

【サビ】
何も彼も風も静かで
騒がしい僕を圧迫
声にして　強く叫んでいたいのに
そのために失ったのは、何？

【C】
追いかけ合う太陽と月　眺めている銃口と僕
感動さえ絶望にして　流れてゆく日常と影

【サビ】
いつの日か僕も白けて
懐かしく映るはずだと
受け入れて　ずっと忘れていたいから
それだけを望んでたのは、夢。