もしこの足が動いたら
あなたの所へ駆けてゆくのに
もしこの腕が動いたら
あなたの体を抱き締めるのに

マスター、どうか泣かないで
哀しい顔を見せないで
あなたを見つめる事だけしか、出来ない自分が悔しいよ

もしこの耳が聞こえたら
あなたの話が聞けるのに
もしこの口が動いたら
あなたとお話し出来るのに

マスター、どうか微笑んで
優しい笑顔を見せてほしい
あなたの声が聞こえない、見つめるだけじゃ苦しいよ

いつかあなたが教えてくれた、温かい愛を返したい
冷たい体の冷たい人形、でも温もりを知っている

マスター、どうか泣かないで
マスター、どうか微笑んで

笑うことも、泣くことも、話すことも聞くことも、何も出来ないただの人形

神様、神様、涙が出ない
神様、神様、声が出ない
愛しいあなたに何も出来ない
愛しいあなたに何も出来ない

あなたを見つめる事しか出来ない、黙ったままの、ただの人形

もしこの声が届いたら
マスター、どうか抱き締めて
もしこの気持ちが伝わったら
神様、どうか願いを叶えて

―動かないままの人形は、瞳を開いて夢を見る
―果てない想いは溢れて落ちて
―ただ幸せを求めて惑う

―動かないままの人形は、あてのない闇に夢を見る
―果てない想いは溢れて落ちて
―ただ苦しみを胸にさ迷う

例えば空が緑になれば
例えば大地が青に染まれば
例えば海が黄色になれば
例えば花が色を無くしたら

…熱を持たない人形は、いつか、いつか、いつかその時、遥かな願いが叶いますようずっと、ずっと、信じています。…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ねがいごと

誰に歌わせてもいいような詩にしてみました。あえて言うならミクかリンあたりではないかと。

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投稿日:2008/08/14 21:16:42

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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