誰もいないよここは 深い闇の中だよ
暗くつめたいけれど どこか心地がいいよ
誰も来やしないから 思うさまに泣けるね
希薄なだけの存在だから 誰かに許して欲しくて
緑の髪も なよやかな身も 全てをその手に委ねた
疑うことも知らず 稚いまま
彼が私を抱く きっと夢の続きね
響き渡る静寂だけ優しく幾許かの吐息を灯す
あの日、私は風にくくられ舞い散る枯葉につつまれ
石をぶつける人々の輪を、うなだれ見下ろしていた
恋の闇路の坂は永くて 憶いを果たし遂げるまで
手繰り辿った恨みの糸を真白な小指へ契って
嗚呼 焔に呑まれて尚、谺する彼方を呼ぶ声
視界を潤めながら燃え盛る狂い花
彼を迎えにいくよ
彼を迎えにきたよ
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