だから笑って笑って
笑顔を見せて
歌って歌って
羽ばたくように

人知れず夜明けが訪れ世界が
目を覚まし廻りだすころ
昨日の涙の痕を薄く残し
赤い目、擦り起き上がる

まだ胸に残る　傷跡を隠せるほど強くなく
覚束ない足取りでも　この道を選んだから

だから笑って笑って
笑顔を見せて
と、言ってもいいって
目が頷くほど
近くにいるのに心が遠い
まだ歩けるかな？
そうよ歌って歌って
羽ばたくように
ここまでここまで
届けてほしい
痛みも弱さも引き連れていく
本当の強さを強さを。

積もるように降り注ぐ雪の季節
白い息が溶け合うころ
なんでもない日々を積み重ねていた
疑問符をつけないように

わかってるんだよ　今更過去に戻れないことも
枝分かれの道を前に　ただ目を伏せて走ってた

だから笑って笑って
最低だよって
そう言ってもいいって
抱きしめていて
温もり感じて涙溢れて
「大丈夫」だって
そして歌って歌って
羽ばたたくように
あの日にあの日に
忘れたモノへ
空の青さに目が眩んでも
本当を見つめて見つめて。

現実逃避を
繰り返して覚えた
幾つもの仮面の
下にはどれだけの自分
隠れているんだろうか…

ねぇもういいかな、いいかな
泣いていいかな
本当は本当は強くないんだよ
なんでもないフリは得意だけれど
もう疲れたんだ

ああもういいよ、もういいよ
笑わなくていい
本当は本当は
弱くてもいい
堪えた分だけ
強がった分だけ
大声を出して

そしていつかは、いつかは
誇れるように
世界中にNOと言われてたとしても
君に届くよう歌を歌うよ
だから君よ笑って笑って