坦々と暮れてく帰り道 どこかの誰かの声ばかり
街灯の声すら寝静まる 一人夜の静けさを乞う
電線に絡まる千切れ雲 流した雫は誰のもの？
簡単なことすらわからない 「私」の行きつく当てもない
ふわふわ考えても消えない 暖かな夢を
きらきら光る街の灯りが輪郭を乱すの
なんてつまんないと思って
目の前に零れた 幽かな言葉に
溜息つくのも忘れたら
一人きりでないた 夢現の中
あなたの声だけ聞かせてよ
散々と過ぎてく毎日に 気づけば明日の鳥が鳴く
再三の再四も飽き飽きた 十二分に時は流れてた
くらくら揺れる身体の中に目を閉ざしていく
くるくる回る頭の中と世界とは違うの
まっくらな瞳を見つめ
ただ一つ願った いつかの約束
果たされることもないのなら
誰も覚めぬように 夢も現だと
虚ろな私にキスをして
暖かな陽射しに包まれ 私は瞳を閉じていく
ゆらゆらと沈む夢の中
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