夢の中でも泣いてるあたしのＡＭ
世界が揺れた　悲しくはない

ぬるい霧雨　世界は揺れた
あの音だけでつながっていたのに

恋しか知らないままでいたかった
耳をふさぐてのひらをなくしたの

雨音が遠くなる
うずまきによみがえる

あのとき君は好きだって言った

夢の中でも泣いてるあたしのＡＭ
ビルの空、曇天、線の雨
全部愛した君が怖い
同じものなんてひとつもないのに

悲しくて笑う　世界が揺れた
おそれも一息にかき消して

怯えるあたしは手を伸ばせない
汚れたその手が確かに好きなのに

境い目をさぐりあう
ひとりがふたり、それだけ

その│に限りなく近いｎを

夢の中でも泣いてたあたしのＡＭ
ふれたい、かなしい、愛じゃない
この隔たりを愛と呼ぶなら
それが悲しいんだ

だから泣いてくれ　世界が揺れた
その│に限りなく近いｎを　いつか