願い(off_vocal)

遠く離れている
幼い僕が目指してた理想の形から
世間は僕を「大人」と呼ぶけど
年ばかり重ね 信頼とはほど遠い

楽しかったはずのものは楽しくなくなり
好きだったものは好きじゃなくなって
ずるく生きる術ばかりを覚えて
そのくせ日々を生きることは怖いまま

遠く離れている
幼い僕が探してた夢の物語から
世間は僕をもう「子ども」とは言わないけど
大きな背中も優しさも僕にはない

人並みの正義感は今もあって
でも綺麗事では生きれないのも知った
ひどい愛想笑いばかりを覚えて
そのくせ名前を隠したまま他人を叩く

守りたいものを見失うな
遠く長い道で諦めそうになっても
大切なことは 忘れてはだめだ
ずっと前に掴んでた
心の真ん中 いつの日も立ってた
未来の僕へ

なくしたいものから目を背けるな
暗く醜い過去や気持ちであっても
足を浮かして歩くことはできない
生きてきた全てが今の僕を作ってる

守りたいものを見失うな
少しずつ歩けてる 実感なんてなくても
大切なことは 忘れないことだ
捨ててしまわなければ いつか手に入る

守りたいものを見失うな
遠く長い道で 先なんて見えなくても
大切なことは忘れてはだめだ
ずっとずっと願ってた
子どもの僕が なりたいと願ってた
素敵な大人へ
僕だけが道を作れる
きっと歩ける