懐中時計がジグジグ動き
電信柱でカラスが笑う
お母さんはね文句をブツっと
お父さんが帰るのを待つんだ
いつまでこうして文句を垂れるか
ググってみたけど見当つかず
兄弟姉妹教えてくれないの
五感で日々の流れだけ追って
あれ ここはどこ?
おかしいなって右往左往
見たくない現実から逃げだしたんだ
「ねえ…家族みんなでテーブル囲んで…ゲームに夢中ってさあ…
気持ちはわかるのだけれど…せっかく手間暇かけてさ…」
「いまゲームをセーブしたところ
待って待って待って待って」
どうして愛は永遠でないの
懲罰カット繰り返すけれど
鈍ったようで答えはでなくて
給料ひもじく拝んで待った
電気水道そろそろとまる
からっぽの胃 妄想浮遊
家族そろって飢え死に寸前
生きるために空気を食べる
踏み込んだ足の先は断崖絶壁
ゴール地点が黒じゃみえない
終わりだ もう
理解できないよ
家族見捨てた
なんと言われたってさあ
幸せな家庭だったのに
もう学校にもいけない
もうね好きな子にも会えないよ
なんでなんでなんでなんでだ
ひとつめ 水は公共施設で
ふたつめ ロウソクの火で生活
みっつめ 極力動かないこと
じゃないとぼくらは生きて
大の大人になれない気がするんですよね
わかるかな わかるかな わかるかな
餓死した大家族 報道されたら
よろしくね
「家族みんなで…テーブル囲んで…喧嘩せず笑ってさあ…
なんで平凡で普通の幸せに気づけなかった…?」
断末魔が終わってしまうのは
やだやだやだやだ
待って待って待って待って
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