「レジストプレッシャー」
散々な利己主義と閉じた世界 現象と結びつくヒーロー像
悪趣味な団結とあっち向いてホイ 見なければ何もないのと同じ
絡みつく軋轢と既成事実 決めたこと いくつもあったでしょ?
今更何かが変わるはずもなくて 目の前で全てが変わってくんでしょ?
三歩でも歩けば行き止まりだよ こんなの誰もが望んでなかった
「自分に正直に」語った時に 虚像が後ろでくすりと笑った
ずっとずっと胸に抱いていた 大きな信条も
たちまち ろれつが回らなくなるの
ずっとずっと心に決めていた 「向き合う事」さえも
出来ずに路地裏一人で泣いた
求められるのは高度なセンスとか 計算と状況の判断力
おちゃらけたゼンマイのからくりやら 目隠しの朽ちかけた指人形と
吐き出した うんざりなハリボテ論者 吊るされた空洞の最善策
壁のない意識的袋小路 はち切れる涙目な希望観測
「何かを掲げて生きてく」なんて夢見事はさあ終わりにしよう
もう嫌だ もう嫌だ もう嫌だ それならどうするのさ?
もう嫌だ もう嫌だ もう嫌だ 叫び散らすだけ
そしたらいつかに嫌悪し続けた 空っぽでいいように動いている
鏡の向こうのあいつと何か変わんの?
それなら意地でも持論を立ててさ 見下ろして笑う相手を見据えて
動けるまでなんとか動いてみようか
一言でもいいんだ 独善者に言うんだ ふらついた視界に 吐息だけが吐かれた
それが最後だと霞む意識で何故か感じた
この先に待つ平行線とか決まりに決まった慣習劇を
外れたところで笑えはしないし そもそも外れることさえできない
そうして落ちていく無個性の渦 人混みの中でわずかに笑った
それさえ埋もれて
ずっとずっと胸に抱いていた 無邪気な夢さえも
たちまち行方が分からなくなるの
ずっとずっと心に決めていた 行動原理さえも
ふやけて崩れる 面白みもなく
いつか泣いたあの日の路地裏に 落書きをしてみた
伝わるはずもないと思ってたけど
不意に訪れた一人の少年がそこで足を止め
泣き腫れた瞼でくすりと笑った
【初音ミク・開発コードmiki】 レジストプレッシャー 歌詞
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