茶釜遊
俵ねずみがちゅうちゅうちゅう
踊るつま先 拍子をとって
流されるままどっぴんしゃん
お茶碗欠いた犯人はだぁれ
ずいずいずいとこまいませう
茶釜の中が足りないらしい
望まれるままどっぴんしゃん
ねずみ泣かせの赤い火をとぼす
沸いて溢れた灰神楽
灼けた調を口遊んで
世が明けるまでラルパリラタッタ
可憐の花の蕾を穿って
熟み落ちるまでパルラリラタッタ
襲(かさ)ねた色に 漉きこんだ、愛だ
憐れちゅうちゅう蛸かいな
指人形で遊び絆せば
ひっくり返りどっぴんしゃん
生(お)やす木が突く茶釜の奥底
果てて倒れた風車
凪いだ夕べに空回って
病みに紛れてラルパリラタッタ
異界と繋がる門に招いて
粋果てるまでパルラリラタッタ
嵩んだ嘘に 湧き出ずる、哀だ
世が明けるまでラルパリラタッタ
可憐の花の蕾を穿って
病みに紛れてパルラリラタッタ
異界と繋がり悦楽の
靄(あい)だ
哀だ
愛だ
コメント0
関連動画0
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想