ひとしずく流れ落ちたその涙が
いつかは海へと変わるのだろう
ひとしずく流れ落ちたその涙が
いつかどこかの砂漠を潤すのだろう
そのひとしずくは決して無駄じゃない
ひとしずく流れ落ちたその涙を
無力なこの両手で受け止められたら
ひとしずくすり抜けていくその涙を
名前を変えて幸せと呼ぼう
その透き通るひとしずくをもっと流して
その目からこぼれ落ちる青を見せて
その手からこぼれ落ちる赤を見せて
心閉ざし人を嫌い光嫌って
また流しまた治しまた流している
泣いて泣いて泣いて泣いて
ひとしずくが溜まっていく
泣きはらしたその先に見える光を…一緒に掴むことができるなら……
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