君に声をかけたいと思うのに届かない
ひびわれた大地に横たわる巨大な亀裂がきしみ
足を引きずり頭をたれてさまよっている君のかわりに悲鳴を上げている
その音にかき消されて俺の声は届かない
とても小さな俺の声など
プライドだけがでかくて
それに押しつぶされた単純で優しいものがねじれている
そんなものを抱えた俺よりも大切にされるべき君が
大地に水をまき汗を流し血を流し胸の奥では泣いている
ここに来て
俺の席をゆずってあげようと
俺のかわりに君こそが座るべきだと
手を引いて座らせてやりたいのに
遠くにいる君を呼び止める声さえ届かない
何故君だったのか
何故俺ではなかったのか
俺が今必要としていない物の一つさえ
君の手元にはないだろうに
それでも君は光のような愛しい言葉を紡いでいる
物にあふれた椅子の上であぐらをかきながら
うなだれ落ち込んで立ち上がれない俺は
恥を覚えながら君のかけらほども優しくもなれなければ
価値もない
ただいじけた指で砂をかいて恨み言を連ねている
君にかける言葉もなく届く声もなく
ただひたすら君の心が支えたものたちが
君をそこから救い出してくれる奇跡が起きるのを祈っている
俺の頭が正常に働き、立ち上がるのを今はまだただ祈っている
今すぐに立ってそこへは行けないから
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