壊れた針がしじまに響く
刻まれることのない時は
空が落とした花に包まれ
白く染められ凍えていた
右手で触れた世界の肌は
じわり融けて袖濡らした
悲しい言葉でも つれない言葉でも
愛しい声が聞けるのなら
何もいらないよ 何もいらないよ
痛み堪えて笑う
雪が照らした枯葉が舞って
川に流され夜を巡る
ほつれた糸はやがて離れて
また別の生地を紡いでいく
一つだけ聞かせてほしいの
ねえ君は何処で幸せ願える?
つたない言葉でも 足りない言葉でも
愛しい声が聞けるのなら
何もいらないよ 何もいらないよ
痛み堪えて笑うだけで
もう望むことなんてない
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