
【無才能の花束】
君は無才能だって自分でいうけれど
でも、君のその花は何より美しい
涙よりも笑顔が 何より似合う君
その花束が欲しいわ 抱えきれない程の
歩いてく道に彩りを
確かめながら 倒れながら
進む道、けど、辛くて、楽しい
そう思えたのは
間違いなく、失敗の度に君が
これはこれで綺麗と笑うから
才能やセンスが ないと嘆くより
僕ら夢の欠片 集めて橋にしよう そうさ
このままぎゅっと抱いて
大切に育んで
この花を世界に振り撒くまで
無才能の花束は 酷く不格好で
誰もが贈る事、戸惑うでしょう?
だけれど、あたしはもっと もっと沢山欲しいの
溺れてしまう位の花びらを
頂戴
赤、青、ピンク、黄色、オレンジ、
そして全てを包み込む、緑
沢山の色で 君の花束で
この舞台彩ろうか
ねぇ、ドキドキするでしょう?
薔薇にはその情熱を
ネモフィラには閃きを
コスモスにはときめきを目一杯詰めて
茜には秘めた強さを
パンジーには華やかさを
ガーベラのポコロコにはね………可能性を!
才能やセンスに 恵まれなかった
僕ら夢の欠片 集めて橋にしよう そうさ
このままぎゅっと抱いて
大切に育んで
色鮮やかな橋を 笑顔で渡ろうか
無才能の花束は 酷く不格好で
そして、こんなにも、ほら、綺麗
だからね、あたしはもっと もっと沢山欲しいの
溺れてしまう位の花束を
頂戴
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無才能の花束
「ねえ店主さん、
どうしてあの花達はあんなに隅に置かれてるの?」
「あぁ、あっちは人気がないからね。
それに、流行りでもない。
だから、誰も見向きもしないのさ。」
「…。」
「で、お客さんどんなのをお探しで?」
「…あれを。」
「え??」
「私は、その花束が欲しいわ。」
歌: 初音ミク
他: ピアス
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