Eine Phantasie im Morgen
この夜が明けたら
Eine Phantasie im Morgen
歩き出す合図
*
暗闇が欲しいのだなんて
呟いてみても
頼りない吐息とともに
宙に消え
輝星の双、笛を鳴らして
九天のショウに幕が下りる
星々も銀笛に誘われ
僕を置いていく
この地の底さえ等しく照らさられたなら
まだ知らない色が芽吹くかな
Eine Phantasie im Morgen
この夜が明けたら
Eine Phantasie im Morgen
歩けるだろうか
朝が来て
新しく出会うものの名前さえも
僕はまだ知らないのに
*
戯れに闇に身を預け
もたれかかっても
思うような快楽なんて
得られずに
人一人おさまるのさえ
ままならないけど
やがて日が昇るとき
暴きだす影が独りでも
煤にまみれた嫌われものの猫でも
海風に黒い花が揺らめいていても
今は答えが自棄と自暴しかなくても
明日のことは分からないから
Eine Phantasie im Morgen
うらぶれたこの街も
Eine Phantasie im Morgen
窯色の空も
Eine Phantasie im Morgen
ありふれた風景も
Eine Phantasie im Morgen
新しい色を抱いてる
Eine Phantasie im Morgen
この夜が明けたら
Eine Phantasie im Morgen
歩いてみようか
朝が来て
新しく出会うきみの名前さえも
僕はまだ知らないから
00:00 / 05:04
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想